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・受付時間
午前9時〜11時30分 午後16時半〜18時
・訪問診療は13時~17時までの対応となります。
※訪問診療は木曜日も対応しております。
休診日 日曜日 祝日
目次
睡眠は、体の不調を知らせる大切なサイン
睡眠障害外来で体と心の健康を見直しましょう
睡眠障害外来は、日中の活動を妨げる「眠り」の問題を専門的に扱う診療科。なぜ快適な睡眠が取れないのか、を問診や専門機器を用いて深く探求します。
「眠れない」「日中が辛い」「呼吸が止まる」といった症状の背景に隠れている原因を紐解き、その原因に応じたさまざまな治療をご提案。生活習慣の工夫・改善、専用の医療機器の導入、適切な組み合わせによる薬物療法など、質の高い睡眠と活力ある日常を取り戻すお手伝いをします。
こんな症状はありませんか?
- 寝床についてもなかなか寝付けない
- 夜中に何度も目が覚める
- 夜十分に寝ているはずなのに日中いつも眠い
- 寝ている間に息苦しさや窒息感で目が覚める
- 起きた時に口が渇いている
- 家族などから「いびきが非常にうるさい」と指摘された
- 夕方から夜にかけて脚や腕がむずむずする不快感がある
あなたの症状はどのタイプ?
主な睡眠障害の症状と治療アプローチ
不眠症
症状:
十分な睡眠環境があるにも関わらず、寝床についてもなかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、早朝に意図せず目覚めてしまうといった状態が続き、日中の倦怠感、集中力低下、気分の落ち込みなどを招きます。
治療:
睡眠に関する誤った習慣や思い込みを修正する睡眠衛生指導や認知行動療法が基本。これらの非薬物療法で改善しない場合に睡眠薬を補助的・短期的に用います。
過眠症
症状:
夜間の睡眠時間が十分であるにも関わらず、日中に耐え難いほどの強い眠気に襲われ、日常生活や社会生活に深刻な支障が出る状態。代表的なナルコレプシーでは、笑ったり驚いたりした際に体の力が抜ける情動脱力発作を伴うことがあります。
治療:
日中の覚醒レベルを維持するための薬物療法が中心。加えて、日中の決まった時間に15~20分程度の計画的な仮眠を導入するなど、生活習慣の工夫を組み合わせて眠気を管理します。
睡眠時無呼吸症候群
症状:
睡眠中に気道が塞がり、一時的に呼吸が停止、または弱くなる疾患。激しいいびき、夜間の頻尿、起床時の頭痛などが特徴です。日中の強い眠気や集中力低下の原因となり、高血圧や心疾患のリスクを高めます。
治療:
中等症以上の場合、睡眠中に鼻から空気を送り続けて気道を確保する「CPAP(シーパップ)療法」が最も標準的な治療法です。軽症の場合は特殊なマウスピースを用いることもあります。
周期性四肢運動障害
症状:
睡眠中、意図とは無関係に足首や膝が痙攣するように周期的に動くのが主な症状。本人はこの動きを自覚していない場合がほとんどですが、この動きが脳の微小な覚醒を繰り返し引き起こすことで、睡眠の質を著しく低下させてしまいます。
治療:
体内の鉄分不足や、脳内の神経伝達物質(ドーパミン)の機能不全と関連が深いとされているため、鉄剤の補充やドーパミン系の働きを調整する薬剤を用いて症状の改善を図ります。
レストレスレッグス症候群
症状:
主に夕方から夜間、座ったり横になったり安静にしていると、脚や腕に「むずむずする」などの不快感が出現するのが特徴。脚を動かしたいという強い衝動に駆られ、動かすと不快感は一時的に和らぎますが入眠を著しく妨げます。
治療:
周期性四肢運動障害と同様に、鉄分不足やドーパミン機能の関与が指摘されています。血液検査で鉄欠乏が確認されれば鉄剤を補充し、症状が強い場合はドーパミン系の薬剤などを用いて不快感の軽減を図ります。
睡眠の「質」と日中の「眠気」を可視化する精密検査
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
医療機関に一泊し、体に複数のセンサーを取り付けて眠り、睡眠中の体の状態を総合的に記録する「睡眠の精密検査」です。
脳波(眠りの深さや段階)、眼球の動き、呼吸(気流、いびき、酸素量)、心電図、足の動きなどを一晩中データ化。睡眠の質が客観的に評価され、睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害など、ご自身では気づきにくい睡眠中の異常を正確に特定することが可能になります。

反復睡眠潜時検査(MSLT)
主に日中の「眠気の強さ」を客観的に数値化するための検査。PSG検査で夜間の睡眠状態を確認した翌日の日中に行われることが多く、暗く静かな部屋で2時間おきに4~5回、ベッドで横になり「眠れるか」を試します。
脳波を監視し、平均してどれだけ早く眠りに落ちるか(睡眠潜時)を計測。ナルコレプシーなど過眠症の診断に不可欠で、入眠直後にレム睡眠が出現するかどうかも重要な指標となります。

今日から始める、ぐっすり眠るための
睡眠衛生・生活習慣ガイド
睡眠の質を高める鍵は生活習慣にあります。まず起床時刻を一定にし、太陽の光で体内時計をリセット。日中は活動的に過ごし、適度な疲労感を促すことが大切です。
夜は、眠りへ誘う準備を意識しましょう。就寝1〜2時間前からは、スマートフォンなどの強い光を避け、心身をリラックスモードへ移行させます。また、「寝床=眠る場所」と脳に再教育するため、眠気を感じてから寝床に入り、眠れない時は一度離れる習慣も有効です。

睡眠障害外来の受診目安は生活に支障が出ているか。
1ヶ月以上続く不調はご相談ください
睡眠の問題が一時的なものではなく、週に3回以上、かつ1ヶ月以上にわたって続いている場合が睡眠障害外来を受診する目安となります。
最も重要な判断基準は日中の生活に支障が出ているかどうか。例えば、日中に強い倦怠感や集中力の低下を感じる、気分が落ち込む、ご家族から激しいいびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された場合などは、医療機関による専門的な評価が必要だと考えられます。
