松江市八雲町で安心の内科治療と言えば「佐貫内科医院」

生活習慣病外来

生活習慣病外来

自覚症状のない静かな病気から
未来の健康を守る生活習慣病外来

高血圧、糖尿病、脂質異常症に代表される生活習慣病は、初期には自覚症状がほとんどありません。しかし、水面下で静かに進行し、気づかないうちに血管にダメージを与え、将来的に心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重大な合併症を引き起こす要因となります。
生活習慣病外来は、これらの病気が悪化しないよう専門的な管理を行う診療科。定期的な検査を通じて患者様ひとりひとりの状態を正確に把握し、必要に応じた薬の治療とあわせて、病気の根本原因である食事や運動習慣の見直しを継続的にサポートします。
単に数値をコントロールするだけでなく、合併症の予防にも配慮。患者様が10年後も20年後も健やかな毎日を送れるよう、長期的な視点でお手伝いすることが当外来の重要な役割です。

こんな方は生活習慣病外来の受診をおすすめします

  • 健康診断や人間ドックで異常を指摘された
  • 急に太ってきた、疲れやすくなった
  • トイレの回数が増えた
  • 飲酒、喫煙をする
  • 脂っこいものや甘いものが好き
  • ストレスが多い
  • 家族に生活習慣病に罹患している人がいる

症状がないからこそ怖い。
サイレント・キラーと呼ばれる高血圧

高血圧症とは

高血圧症とは、心臓から送り出される血液が血管の壁を押す力(=血圧)が、安静にしている状態でも慢性的に基準値を超えて高い状態のこと。血管に常に強い圧力がかかり続けることで、血管の壁が傷つき硬くなる動脈硬化が進行します。これにより、将来的に重大な病気を引き起こすリスクが高まるため、早期からの管理が非常に重要な病気です。

高血圧症とは

原因

高血圧症の約9割は、特定の病気が原因ではなく、遺伝的な体質に様々な生活習慣の要因が組み合わさって発症する本態性高血圧。主な要因としては、塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、過度な飲酒、喫煙、精神的なストレスなどが挙げられます。
残りの約1割は、腎臓の病気、ホルモンの異常(内分泌疾患)、睡眠時無呼吸症候群など、他の病気が原因で血圧が上がる二次性高血圧。この場合は原因となっている病気の治療が優先されます。

症状

初期症状はほとんどありません。血圧が著しく高い場合、まれに頭痛、めまい、肩こり、動悸などの症状が出ることもあります。

主な合併症

  • 脳:脳梗塞、脳出血
  • 心臓:心筋梗塞、狭心症、心不全
  • 腎臓:慢性腎臓病、腎不全
  • 目:高血圧性網膜症

治療法

治療の基本は「生活習慣の改善」。具体的には、塩分制限、適度な運動、適正体重の維持、節酒、禁煙などが中心となります。生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や血圧が非常に高い場合、他のリスク(糖尿病や脂質異常症など)を合併している場合には、「薬物療法(降圧薬)」を併用。服薬は自己判断で中断せず、医師の指示通りに継続して服用することが極めて重要です。

糖尿病で本当に怖いのは合併症。早期発見と継続治療の大切さ

糖尿病とは

糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)を適切に調節する体の仕組みが持続的に損なわれる代謝性の病気。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの量が不足したり、インスリンが細胞で正常に機能しなくなったりする(インスリン抵抗性)ことで、血糖値が慢性的に高い状態が続きます。この高血糖が全身の血管にダメージを与え、さまざまな合併症を引き起こす原因となるのです。

原因

糖尿病は原因によって大きく「1型糖尿病」と「2型糖尿病」に分けられます。

【1型糖尿病】

主に、体を守るはずの免疫システムが誤って膵臓のインスリン分泌細胞(β細胞)を攻撃・破壊してしまうことで発症。インスリンがほとんど、あるいは全く分泌されなくなります。生活習慣とは関係なく発症することが特徴です。

【2型糖尿病】

遺伝的にインスリンが効きにくい・分泌が弱いといった体質を背景に、肥満、運動不足、食べ過ぎといった環境要因(生活習慣)が加わることが主な原因。細胞がインスリンに反応しにくくなる「インスリン抵抗性」と、それを補うためのインスリン分泌が不足する状態が重なって発症します。日本の糖尿病患者の9割以上がこのタイプです。

症状

初期症状はほとんどありません。血糖値がかなり高くなると、以下のような特徴的な症状が現れます。

  • 喉が異常に渇く
  • 尿の回数や量が増える
  • 食事量は変わらないのに体重が減少する
  • 体がだるい、疲れやすい

主な合併症

3大合併症

糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害

大血管症
  • 心臓:心筋梗塞、狭心症
  • 脳:脳梗塞、脳出血
  • 足:末梢動脈疾患

治療法

  • 食事療法
    最も重要な基本治療のひとつ。摂取エネルギー(カロリー)を適正化し、栄養バランスの取れた食事(特に炭水化物・脂質の管理)を規則正しく摂ることが中心となります。
  • 運動療法
    食事療法と並行して行う基本治療。ウォーキングなどの有酸素運動は、インスリンの効き目を良くして血糖コントロールを助けます。
  • 薬物療法
    生活習慣改善で血糖コントロールが不十分な場合、飲み薬(経口血糖降下薬)やインスリン注射、GLP-1受容体作動薬などの注射薬を使用します。
    ※1型糖尿病の方は、インスリン注射が必須となります。

症状がないまま血管を傷つける。
動脈硬化を静かに進める脂質異常症

脂質異常症とは

脂質異常症は、血液中に含まれる脂質が基準値よりも多すぎる、または基準値よりも少なすぎる状態を指します。血液中の脂質のバランスが崩れていること自体が、すぐに体調不良を引き起こすわけではありませんが、この状態が続くと余分な脂質が血管の内側に蓄積して動脈硬化を強力に推進してしまう危険な状態なのです。

原因

遺伝的な体質(家族性)に加えて、偏った食生活や運動不足、肥満、過度な飲酒、喫煙といった生活習慣が大きく影響しています。また、糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病など、他の病気の影響や一部の薬剤の副作用として発症することもあります。

主な合併症

  • 心臓:狭心症、心筋梗塞
  • 脳:脳梗塞、一過性脳虚血発作
  • 足:末梢動脈疾患

治療法

  • 食事療法
    飽和脂肪酸やコレステロールの多い食品を控え、野菜、海藻、青魚(EPA・DHA)などを積極的に摂取します。
  • 運動療法
    ウォーキングなどの有酸素運動を定期的に行い、中性脂肪を減らしHDL(善玉)コレステロールを増やします。
  • 薬物療法
    数値が改善しない場合や心筋梗塞などを起こしているリスクが非常に高い方にはLDL(悪玉)コレステロールを下げる「スタチン系薬剤」などを投与します。
  • その他:
    禁煙、節酒、適正体重の維持(減量)も極めて重要です。

未来の健康は今日の習慣から。
今すぐ始めたい生活習慣病予防

生活習慣病の発症には日々の暮らしの積み重ねが深く関わっています。将来の健康を守る予防の鍵は、毎日の習慣を見直すことです。
まず大切なのは「食生活」。塩分や動物性脂肪の多い食事、カロリーの過剰摂取を避け、野菜や魚を取り入れた栄養バランスの良い食事を心がけましょう。次に「運動」。ウォーキングなど無理のない運動を習慣化し、肥満を防ぎます。さらに「禁煙」は必須であり、「飲酒」は適量を守ることが重要。これらの良い習慣を継続することが、10年後、20年後の健康を守る有効な対策となるのです。

未来の健康は今日の習慣から。今すぐ始めたい生活習慣病予防