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血糖が高い

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことを指します。食後などに一時的に血糖値が上昇することはありますが、常に血糖値が高い状態が続くことを、「糖尿病」と言います。糖尿病は、インスリンという血糖値を下げるホルモンの分泌や働きが低下することで、血液中のブドウ糖がうまく利用されず、血糖値が高くなる病気です。放置すると、動脈硬化の病気(脳梗塞・心筋梗塞など)、目の異常、神経の異常、腎臓機能の低下、などを引き起こす可能性があります。
糖尿病の診断は、血糖値、Hb A1c(ヘモグロビンエーワンシー)、糖尿病の典型症状(口渇・多飲・多尿・体重減少など)などを参考に行います。
*HbA1cとは、過去2ヶ月程度の血糖の状態を評価する指標です

  • 別日に行った検査で、糖尿病型が2回認められたら、糖尿病と診断する
  • 同一採血で血糖値とHbA1c値いずれも糖尿病型の場合、糖尿病と診断する
  • 血糖値が糖尿病型で、糖尿病の典型的症状があれば、糖尿病と診断する

糖尿病診療ガイドライン2024より抜粋

血糖値が高い場合は、糖尿病改善のために、まずは生活習慣の見直しが必要となります。糖尿病治療の基本は、食事療法と運動療法です。

  • 食事療法 糖質を制限し、野菜、きのこ、海藻類を多く摂取する
  • 運動療法 毎日30分以上の有酸素運動(ウォーキングなど)を行う

糖尿病の治療目標や食事療法の基準は、年齢、糖尿病の期間、糖尿病に合併する病気の状態、低血糖の危険性、などにより患者様ごとに判断します。

糖尿病診療ガイドライン2024より抜粋

食事療法や運動療法を実施しても、血糖値が適切な状態が維持できなければ、薬物療法を行なうことになります。糖尿病治療薬は、複数の種類があり、患者様の状態に応じて、適切な薬剤の選択を行なっていきます。糖尿病は、我々医療者と患者様でチームとなって、共に相談しながら治療を継続していくことが重要な病気です。お悩み・お困りのことなどございましたら、お気軽にご相談ください。

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