歩くと足が痛い/だるい
歩くと足が痛い、だるいという症状の場合、閉塞性動脈硬化症の症状である可能性があります。閉塞性動脈硬化症は、足を栄養する血管に動脈硬化が起こり(「動脈硬化が気になる」の項目もご覧ください)、血管の中が狭くなることで、血液の流れが悪くなる病気です。典型的には、ある程度の距離を歩行すると足が痛くなったり、だるくなり休まないといけなくなります。さらに進行すると、足先の傷が治らなくなったり、壊死したりします。
閉塞性動脈硬化症を調べる検査は、「血圧脈波検査」です。両方の二の腕と両方の足首に血圧の測定計を巻き、両手足の血圧を同時に測定するだけで、簡便に評価できます。通常、足の血圧は、手の血圧より高いのですが、足の血管の動脈硬化が進行すると、足の血管が狭くなり足の血圧が下がってきます。手足血圧の比率を見ることで、動脈硬化の程度を評価します。また、血管の硬さも評価可能であり、測定された数値が、どの年齢の平均値に近いかを見ることで、血管年齢を評価します。
歩くと足が痛い/だるいといった症状がある場合には、一度ご相談下さい。