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尿酸値が高い/痛風?

尿酸は、細胞の代謝によって生じる老廃物の一つです。血液中の尿酸の値が7.0mg/dLを超える状態を、「高尿酸血症」と言います。高尿酸血症が続くと、下記の恐れがあります。

  • 尿酸が関節内で結晶化し、関節(足の親指、くるぶし、膝など)に炎症を起こし、
    いわゆる痛風発作を引き起こす
  • 腎臓に炎症を起こし、腎臓の機能が低下する
  • 狭心症・心筋梗塞の危険性を高める

尿酸値は、遺伝的な要因、偏った食生活(プリン体の多い食品の過剰摂取、アルコールの過剰摂取)、肥満、ストレス、などの要因により上昇を来します。尿酸値が高いと言われたら、まずは以下のような、生活習慣の見直しが必要です。

  • プリン体の多い食品を控える(レバー、白子、干物など)
  • 尿酸を体外に排出するため、十分な水分摂取をする(1日2L以上の尿量が得られる水分摂取)
  • アルコールを控える(日本酒1合、ビール500ml以下で、休肝日を週2日以上作る)
  • 肥満の解消
  • ストレスの解消
  • 適度な有酸素運動

高尿酸血症状を認め、以下の場合には、薬剤による治療が必要です。

  • 痛風発作を起こしたことがある
  • 尿酸値が8.0mg/dL以上で、高血圧、糖尿病、脂質異常、腎機能異常、狭心症や心筋梗塞の既往、がある
  • 尿酸値が9.0mg/dL以上

特に痛風発作を起こしたことがある方は、尿酸が結晶化しにくいとされる尿酸値:6.0mg/dL以下を維持することが重要になります。

痛風発作が起こったら、まずは痛い部分を安静に保ち、冷却すること、禁酒をすることが大切です。痛風の痛みはかなり強く、発作時には痛み止めの薬(ナイキサン、ステロイドなど)が必要になりますので、早めに受診ください。

尿酸値のことでお困りや不安などございましたら、いつでもご相談ください。

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